この物語はフィクションであり

人物、団体名等は空想の産物である

郵便ポストが赤いのも俺の妹がこんなんなったのも

全部俺のせいらしい

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人間なんてのは大抵悪者になんかなりたくない

男の子だったら正義の味方なんてものに憧れたりするもんだ

それが悪いなんて言わないし、実行に移せれば

素晴らしいことなんだと思う

弱きを助け、強きを挫く…

そんな絵空事を俺は馬鹿らしいと思う

実行なんて無理だと思う

正義の味方なんてただの自己満足で、人はいつだって自分より弱い者しか挫けない

正義なんて言葉に酔いしれて自分の悪行を棚に上げるばかりか

自分の罪を他者に擦り付け、その他者を裁いて善人気取り

別に正義を否定するつもりなんてないさ

単に俺がひねくれ者だって話し

だからひねくれた俺は、アニメにハマり、漫画にハマリ、ラノベにハマり

ダークヒーローなんてモノに憧れる

そして憧れるだけじゃ満足できずその真似事すら始める始末

世間一般じゃそういうのを中二病って言うんだそうだ

悪いのがカッコイイ、強いのがカッコイイ

いつだって男の子はカッコつけてたいし

自分のカッコイイと思うものの真似をするのは別におかしいことじゃない

俺はそれが行き過ぎてしまって後悔を味わったってだけ

他者からは白けた目で見られ、家族には腫れ物扱い

可哀想な子として扱われ、全然カッコよくなかった

少年だった俺は苦い思い出を経験しゴッコ遊びを卒業する

少し大人になって今がある

今でも昔からの友達にはたまにネタとして扱われるが

こんな馬鹿な俺を友達だと思ってくれるなら悪いことばっかじゃない

まぁなにが言いたいかっていうと

俺は過去に決着がまだ付いてないから

これから面倒事に巻き込まれますよっていう前振り